キューバ暮らし > ないものは調達、あるものを最大活用


◆ないものは調達、あるものを最大活用、それでもない時は作っちゃう!
マチストはフェミニスト

オールド・ハバナの街・建築などを見ると、スペイン植民地時代の贅を極めたあとが伺われます。
フランス人も多かったようで、(そういえば夫のパパもフランス人)その趣味が、ふんだんに使った華やかなタイルや、建築様式などに顕われています。

残念なのは、それらが充分メンテナンスされていないことです。
アメリカの経済封鎖などで、材料が足りないらしいのです。
それは人々の日常生活でも、大変な犠牲を強いられています。
が、そこはラテン人。

きょうも隣のブランカの家が、ガス欠。
大きな圧力鍋(キューバ料理ポタージュを煮込んでいるらしい)やら、ホルヒートの哺乳瓶の煮沸消毒、ミルク沸かし、などなどが、我が家のキッチンに。
え〜っと、初めの頃は思ったのですが、ナニナニ、我が夫殿も、、、。

珈琲を淹れようとして、「あら!お砂糖が無いわ」(配給で5ポンドも来たのに、もうない!)という私に、悠然と、「あるよ」と、出掛け、お砂糖を手に戻ってきます。

そうそう、きのうの我が家の「日本式天ぷら」の小麦粉は、ロシータの家からの調達でした。

生活用品などは、もっと頻繁に行き来していますから、お鍋の蓋が無かったり、誰か(名前を覚えていない人)が、ドリルを借りに来たり(元々誰かに借りたドリル)、ガスを運ぶ手押し車(アルの手作り)は、いつもどこかで活躍中。

品物だけではありません、人間も(?)。
アルは、何かの修理とか、「家具を買うから、一緒に見て判断して欲しい」とか、「ベッドを組み立てるのを手伝ってほしい」「出掛けるので一緒にバス停まで来て」(??赤ちゃんと荷物があるので、ということだった)
しょっちゅうご用達。

また、お互いの家の鍵を預けあって、留守中のあれこれをみんなでサポートしています。
(自分の家に干しきれなかった洗濯物を、人んちのバルコニーに干したり)

そんな生活スタイルなので、ご近所さんは、みんなお友達。
私のこともみんなが知ってるらしく、
初めて会う人がいかにも「知ってるよ」という感じで、親しげに挨拶してくれます。
<これにはちょっと嬉しい?後日談が>

  (2003年8月31日)



今日もご縁を頂いてありがとうございました。
!VAYA CON DIOS!
あなたに幸あれ♪


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