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◆2日目、授業開始
夢のように楽しい「大学生」

私は張りきって早めに到着。
けれども先に座っていたのが、黒人系30代前半(?)の、キニュア・ギコーニョ。(スペイン語の発音で、ヒコーニョと呼ばれる!)

彼は初々しい表情で、私の初めての挨拶に応えてくれました。
ケニヤ出身で、テクノロジーの技師、今はカリフォルニアに住んで、交換留学生としてCUBAへ。グループの中には、ダンスや他のカルチャーなどを学ぶ人もいるとのこと。

そこへ、髭を顔いっぱいに蓄えた、少し白髪の(でも顔は若くみえる)白人系エクアルド・スケック、彼はアレマン(私はアレマンがドイツ人のこととは知らなかった)。
眼が、微笑をたたえています。

この慎ましく品のいい二人と会っただけで、私はここで学ぶことへの抱いていた少しの不安がすっかり消えて、ふわりと浮き上がるような気分になりました。

現れた先生は、エステル・ジニーニョ・ゴンサレス。
黒人系のクバーナで、特徴のあふれんばかりの乳房の持ち主。
(これが後に私の勉強の差し支えに?)

ぎりぎりに入って来た、大きな眼と長い睫の、パメラ・マルティンはマイアミに住む大学生で、夜はディスコでバーテンをしているそうです。
早口の小さい声で聞き取りにくいアメリカ英語を話し、スペイン語の特徴をよく知っています。

授業が始まってから、少しもあわてる風もなく、でも図々しくもなく入って来たのは、モニカ・ルトゥレ。ノルウエーの女の子。
背が高く、目鼻立ちはバーグマンを思わせる北欧の美しさ。
(しばしば、私は彼女の顔に見とれてしまう)
こんな綺麗な若い(20歳)子が、南米を2ヶ月もバックパッカーして来たとは。

エステルの授業は、もちろんすべてスペイン語です。
大きく口を開けて、ゆっくり発音してくれるのですが、なんといってもスペイン語オンリーなので、わからなかったり解らなかったり。

この、男2人、女3人、ヨーロッパ人2人、アメリカ人とアフリカ人、そしてアジアの私、という組み合わせは絶妙で、授業の進め方に活きています。

教室内ではスペイン語以外は使ってはいけない、ということになっているので、授業中は単語を並べて意思を伝え合い、休み時間にはカフェテリアで英語でお喋りです。

といっても、各国それぞれがお国訛り(?)で話すので、とっても聞き取りにくく、ぽかーん、としていると、モニカが,
「Can you speaking English?」

(2003年9月28日)



今日もご縁を頂いてありがとうございました。
!VAYA CON DIOS!
あなたに幸あれ♪


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