キューバ暮らし > 2002年1月2日


突然、そこら中から聞こえていた音楽が鳴り止みました。一瞬の静寂。
そうです、停電なのです。

ここキューバの下町(?)は、昼となく夜となく、一日中、あちこちの家からキューバンミュージックが鳴り響いています。

音楽が止むと、子供たちの遊び騒ぐ声や、誰彼、呼び交わす声や口笛が、急に耳に入ってきます。

4,5日停滞していた冷線が去って、今朝は「これぞキューバ!」という、抜けるような青空に。

私は、たまっていた洗濯物を、我慢しきれず、タンクの水を汲みながら洗っていると、向かいのアパルトメントは、すでに満艦飾。

3日前から、モーターが壊れた、といってこのアパルトメントは水が出ないのですが(もともと一日一回しか出ないのに今は1滴も出ない!)、洗濯好きのキューバ女性たちは、夫がバケツで運んだ水を惜しげもなく使って、毎日たくさん、洗濯をします。
それも昔ながらの、手で。

一斉に、いろいろな音楽が鳴り出しました。停電が回復したのです。
干した洗濯物が、心なしか、勢いよく風にはためいて見えました。



今日もご縁を頂いてありがとうございました。
!VAYA CON DIOS!
あなたに幸あれ♪