キューバ暮らし > マチストはフェミニスト
◆マチストはフェミニスト
キューバはマチズムの国。
男性は「男を誇る」マチストです。
「マッチョ」という言葉は、今や日本でもおなじみですが、ここキューバが本場なのです。
それなのに、「CUBA」と書くのは、どーしたわけ?と、私はマチルデに訊きました。
名詞の語尾に「A」が付いたら、女性名詞の筈。
確かに「CUBA キューバ」は女性名詞だそうです。
「ホントは、キューバは女が強いンじゃないの?」って私が言うと、マチルデはひっくり返って大笑い。
それはともかく、マッチョの国なのです、キューバは。
男たちは、「男は強いもの、女を守るのは男の役目」と心得ているようです。
アルも、二言目には、「俺は男だゼ〜」
力仕事は無論のこと、電車やバスなどでは、必ず私を座らせ、また混雑からしっかり守ってくれます。
マキナ・タクシーやカメジョ・バスから降りるときは、必ず手を取って、足元を見守ります。
(見ていると、どの男性も連れの女性にそうしています。老いも若きも)
暑くても寒くても、なにかちょっと痛いことなどがあっても「俺は男だ」
弱音は吐かない、のが、マチストなのです。
(男性達の体型がまた、マッチョそのものですが。
キャバレー・トロピカーナのショ−を見て、Y先生(映画評論家)の妹のK子さんが、
「美味しそ〜な、お尻」と評したのも、決してオーバーではなく、マレコンの海に
飛び込んでいる高校生達を見て、息子も、「イイー身体してるなー、出来が違うョ」
その男性達が、ここでは、上半身裸でいることが多いので、ちょっと、、;)
マチストさんたち、ホントは威張りたいらしいのですが、
そこは「男女平等の社会主義国キューバ」
家事もモチロン、分け合って。
お水運びをしていた(モーターが壊れてた)ときの、ヒセラとロベルト。
ロべ(ロベルト)がお水を運ぶのを渋っていると、ヒセラが目で合図、
ロベは、私たちと話をしてるから、とかなんとか、ヒセラはドアを指して、
「Right on!」
ロべは即、立ち上り、マチストらしからぬ細身の両手にバケツを、
すると、ヒセラがそのロべの唇にキスを。
にんまり、ロべは出かけていきました。
(あの口髭は固そうだな、と私は思ったのですが)
さて我が家、ですが、、、
朝、私が目覚めると、気配を察して(毎朝ベッドで体操してから起床する私なので)
アルが、絞り立てのオレンジ・ジュースかマンゴー・ジュースを持ってきてくれます。
キッチンでは美味しい珈琲の香りが、、、。
そうして一日が始まります。
どんな「平等生活」か、ご想像いただけると思いますので、以下省略。
(「実際は女性の方が強いンだ〜」アルの独り言)
(2003年8月29日)
今日もご縁を頂いてありがとうございました。
!VAYA CON DIOS!
あなたに幸あれ♪
キューバ暮らし 記事
このページでは、キューバでの生活について紹介していきます。
◆2002年1月2日
◆2002年1月 フェリア
◆2002年1月 「ラテン」なのです、ここは!
◆2002年2月 尊厳を棄てないキューバ
◆わたしの誕生日
◆2003年6月12日のハバナ市民
◆アメ車もがんばるキューバ
◆タクシーとキューバ女性
◆お洒落なキューバ女性
◆キューバ人情とロシータ
◆ロシータの赤ちゃんは?
◆映画大好きキューバ人
◆土曜日は映画を
◆ダンスの国、キューバ・クラッシックバレー
◆私のスペイン語の先生、MATILDE マチルデ
◆言葉はラテンテコマイ!?
◆ダブル・ハネムーン
◆マチストはフェミニスト
◆ないものは調達、あるものを最大活用
◆キューバへの経済封鎖って?
◆なんで、このわたしが経済封鎖?
◆凄まじ!アメリカ帝王の世界支配の実態
◆ラテンの風邪はキツーイのだ
◆"アバナデレスケ(?)の病院"
◆彼・たちの造ったアパルタメント
◆"キューバに戻る〜40日ぶりの「緑の島」"
◆"キューバ事情?どこの都合?"
◆憧れの「ハバナ大学留学」の記
◆2日目、授業開始 夢のように楽しい「大学生」
◆ハバナ大学 夢の実現「わたしの"夢"」