戯れ言 > キューバのリゾート“わたしの龍宮城“〜その5


ここは、ロス・コラーレスとカリソール、二つのホテルがそれぞれテニス、バスケット、サッカー、野球、アーチェリーなどのコートとビーチ・バーを配し、周辺は建物も何も無いので、文字通りのプライベート・ビーチが続く。

広い敷地には数頭の馬が草を食んでいる。繋がれていない自由な馬を見るのは楽しい。おとなしそうだけど念のため、後ろからではなく、前から近づいて行って、たてがみを撫でる。かなり若い。

こんなキュートな馬を見ると、やっぱり乗りたくなる。
 
キューバの乗馬は、草原や山を馬で行く。もちろん馬主が就いてくれる。でなければ馬に軽くあしらわれるに決まっている。
草原をブラブラ歩いていくのはとても気持ちがいい。いきなり走り出したりしなければ、だけど。

急な山道を登ったことがあるが、帰り道がとても怖かった。
何しろ馬は自由に歩くけれど、急坂を降りるのだから、乗っている人間のこちらは前のめりになって、ずり落ちそうだった。おまけにスコールが来て、山道は泥でぬかって、時々、馬が足を滑らせて横倒しになりそうになった。必死でたてがみにしがみ付いて、と、ちょっとした冒険だった。

で、
「山を登るの?」と、乗馬の係り(といってもビーチレストランのコックさん)に訊いてみた。

「なだらかな道だから、大丈夫」
(訊いたら大丈夫、って言うよね)
1時間5CUC(約¥500)。めっちゃ安い!乗らない手は無い。

日除け完全防備して、いざ!

若いカナダ人のカップルと3人だった。
馬主さんは乗るときも何も言わない。各々、勝手に乗った。
 
久々の乗馬♪♪
高いところが大好きな私、馬上の人となると、気分が高揚してくる。
が、馬に舐められない様に、まず両脚でぐっと馬のお腹を締めてみる。鐙がギリギリだ^^;

手綱を左に右に振って、馬の素直さ!を確認。
止まれ!の合図もOK!

♪♪♪鼻歌のひとつも歌いたくなる爽快さ♪♪♪ 

美しい山に向かって、のったりまったり進んでいく。
緑一色の世界。
いろいろな樹木、様々なサボテン、
大自然に抱かれる素晴らしさ、
出会う馬の親子、
放牧されている牛や山羊、
間近に鳴く鳥、
自然の中に暮らす家がポツンと、戸口に人が、
手を振って、
「オラー!」と言うと、
「オラー!」と返してくる。

やがて湖に出た。
静まり返った、広い綺麗な湖

湖沿いに、どこまでも馬を進めていく。
なだらかな上り坂。
目の前に見える山が、本当に美しい。

もうとうに1時間は過ぎた、どこまで行くのかな、と思ったとき、
「帰る?」と、馬主さんが訊いた。
馬の鼻先を返して、来た道を辿る。
と、
馬たちはみんな並足になって、それもかなり速い、走りに近くなった。知っているのだ、帰り道になったことを。
あまり速く走っては困るので、手綱を引いて、落ち着かせる。

帰り道になったら、眼下に海が見えた。
この景色も最高だなー!
「もっとゆっくり歩いて」と、馬に声をかけながら、なだめながら。

ホテルの近くに来ると、バス停でホテルマンたちがバスを待っていた。
「オラー!」
「コモアンダー?」
帰りはとても早く感じた。
それでも約束の2時間はたっぷり超えたので、5CUCのチップを弾んだ。

いやー、愉しかった〜♪






今日もご縁を頂いてありがとうございました。
!VAYA CON DIOS!
あなたに幸あれ♪


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