戯れ言 > サンチャゴは、サンチャゴだ
◆“SANTIAGO ES SANTIAGO
サンチャゴは、サンチャゴだ“
キューバの東端にあるサンチャゴ・デ・クーバは、キューバ革命の発祥地。
キューバがスペインの植民地だった頃、アントニオ・マセオがキューバの独立のために戦った。馬に乗って、近代的武装をしたスペインの鉄砲や大砲と、マチェテ(大刀)で戦った。
彼は、身体中に20数箇所の銃弾を受けながらも、馬で、サンチャゴからハバナへ、キューバ島を東から西へ、ほぼ全域に走って戦った英雄。
<サンチャゴにあるアントニオ・マセオ博物館に詳細がある>
そもそも、キューバ島にいた先住民が、コロンブスの誘導で来たスペインの植民地主義者たちと戦ったのが、キューバ人の戦いの最初。
その時のリーダーが、アトウエイ。
彼の頭部銅像がサンチャゴにある。インディオらしい男っぽい顔。
<スペインの植民地だったキューバの、独立のための戦いの歴史は、サンチャゴにある独立戦争記念博物館に詳細が>
その後の、ホセ・マルティ。彼は、“キューバ独立の父“と尊敬されて、今ではキューバの象徴的存在。革命家で、教育学者で、思想家、そして詩人。
<彼はハバナ出身、ハバナに生家が博物館として保存されている>
キューバが完全に解放された“キューバ革命”の指導者は、今や世界中が知っている、フィデル・カストロ・ルス。
彼もサンチャゴ出身のサンチャゲーロ。
キューバ革命の戦いの中では、数々の勇士がいる。
フランク・パイスは、都市部で蜂起した、地下活動の指導者。
日本では知られていないが、キューバ人で知らない人は居ない。
<サンチャゴにある、地下活動博物館(元警視庁の建物)では貴重な資料も見られる。フランクの生家博物館はサンチャゴ市内にある>
サンチャゴの歴史ほど、胸を熱くしそのエピソードは興味深く、興奮させずにはおかない。
サンチャゴの人々は、サンチャゴ人こそキューバ人と思っている。
キューバ人の誇りを、特に強く持っている。
そして、マッチョ。
だが、忘れてならないのは、女性たちの活躍。
セリア・サンチェス(フィデル・カストロの秘書的同志)、
ビルマ・エスピン(ラウール・カストロの前妻)、
アイデ・サンタマリア(モンカダ襲撃の時、バチスタ軍の拷問で両眼刳り抜かれ殺された、フィデルの右腕ともいえる同志アベル・サンタマリアの姉)、
チェ・ゲバラの妻、アレイダなどなど、
女性たちなくして、キューバ革命は成就しなかったのではないかと思う。
我がボルデロイス家のママ、サビーナと義姉のリリのスリリングな戦いも、今聞けば面白い。
誰もが、命をかけて戦った。
キューバ人みんなが戦った、といわれるキューバ革命。
これらの闘いのエピソードは、聴く度、読む度、心踊り、そして、歴史の先駆者の勇気と智恵を学ぶ。
そのサンチャゴの夏のお祭りが、カーニバル♪
起源は、アフリカから連行された黒人奴隷の踊り。
2010年の今年、495回目のカーニバル♪♪♪
今日もご縁を頂いてありがとうございました。
!VAYA CON DIOS!
あなたに幸あれ♪
戯れ言 記事
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◆生誕1ヶ月のちびっ子たち
◆キューバのリゾート"わたしの龍宮城"〜その4
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