戯れ言 > キューバのリゾート“わたしの龍宮城“〜その1


サンチャゴ・デ・クーバの空港、“アントニオ・マセオ”に着く。

すでにもう、この空港が懐かしくも嬉しい空気を感じさせる。
ターンテーブルからスーツケースを取り上げながら、心がウキウキ、弾んでいる。

外に出ると、
「タクシー?」「タクシー?」と、何人もの男性が訊いてくる。

熱帯の太陽が眩しい。
闇タクがあるかな? と、探してみるが、何故か今日は正規のタクシーばかり。

仕方なく、一人の男性に、
「クアント・エ? アスタ・ラ・ラス・アメリカス(ラス・アメリカス・ホテル迄、
幾らで行ってくれる?)」と、訊いてみる。

「ディエス(10CUC=10ドル)」と即答してきた。
「ノー!」笑って私は首を振った。

エアコンの効いた新しい車が快適に走り出す。
これならディエスは当然だったなあ、値切って悪かったかしら、と思ったが、
もう交渉は済んでしまった、オチョ(8)に。

サンチャゴの山々が美しい。
この自然が大好き。

義姉たちと会うため、市内のホテルで2泊する。
義姉のルーペは、素敵なメキシコの音楽をかけてくれた。

夕飯をご馳走になって、しばしお喋りを。
ホントは一刻も早く、あのリゾートに行きたいのだが、今日は日曜、
姪に歯の治療を頼んでいたのだ。

義姉リリに連れられて翌日行った総合病院の歯科。
紹介された医師は、なんと、ベネスエラで知り合った、ジジータ。

「一緒に露店でG−ズを買ったよね〜、安かったんだ〜」と、
再会を喜び合ってベシート(頬キス)。

ジジータは、私の歯の状態を丁寧に説明してくれて、応急措置をしてくれた。
完璧な治療には時間がかかると言う。必ず、きちんと治療をするように、と。

だが今は、私は4月中に、あのリゾートへ行かねばならないから。
そう、「4月に、また必ず来る」と、約束して、1月、日本へ帰国したのだったから。



今日もご縁を頂いてありがとうございました。
!VAYA CON DIOS!
あなたに幸あれ♪


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