活字の誘惑 > 女性の目ア・ラ・カルト〜赤旗しんぶん国際欄キューバ


「グアンタナモ基地も外貨獲得に」2005年2月
 イラクの捕虜収容所として名を馳せたグアンタナモ基地は、キューバの東部、カリブ海に面してあります。
 百年程前、当時の親米政権がここを米軍基地に提供、期限の無い「永久」使用になったそうです。
基地内には無論入れないのですが、基地を見渡す展望台があります。  グアンタナモ市内から海へ向かって40キロ、キューバ人とキューバ人所有車両は立ち入り禁止なので、グアンタナモホテルからドルタクシーで行きました。往復48ドル。
 最初のゲートで、前日サンチャゴで申し込み・購入した入場許可証(5ドル)を提示すると、朝から待っていたという案内の人が出てきました。
このゲート自体も写真撮影は禁止で、軍人たちが私を確認、案内人をワゴン車に乗せてさらに9キロ、細い山道を展望台へ。両側には大きなサボテンや幹の細い木々がうっそうと茂り、乾燥した熱帯の空気を感じさせます。
 レストランの併設された展望台は山の頂上にあり、遥か眼下に見下ろす基地は広く、美しいグアンタナモ湾には幾つかの標識のようなものが浮いています。ニュースで見た「収容所」の屋根が並ぶあたりには人影が無く、時折トラックが行き来するだけで、高台に人家が並んでいます。ここには3,500人の米国人が住み、小・中学校もあるとのことです。
1964年以来、基地と海には数え切れないほどの地雷が埋められている、という説明に身の毛立つ思いでした。
 1991年に建設されたこの展望台には、コックを含め4人のスタッフがいて外貨獲得の観光業務となっていますが、それでも米国からの基地使用料は受け取らない、というキューバの誇り高さは素敵です。 
          キューバ、サンチャゴ・デ・クーバにて


 

今日もご縁を頂いてありがとうございました。
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