“変えられるのは、自分だけ。人は変えられない”


◆“変えられるのは、自分だけ。人は変えられない”

私が心から信頼している友人が、いつも言う言葉。

仕事や個人的なあれこれの中で、
人との摩擦があったり、思うように事が運ばない時に、

何故、人はあんな考え方をするのだろう?
どうしてあんなことをするのか?

などと、私が思うとき、いつも、その友人は言うのです。

「人は、(あなたが)変える事は出来ないよ、
(あなたが)変える事が出来るのは、あなた自身だけ。
だから、貴女が変ればいいのよ。
変えられるのは、自分自身。
だから、
自分の理想とするような人間に、自分を変えていくことだよ。
動揺しない、一喜一憂しない、自分をコントロールできる自分になる!」

 
私が、健康的な生活を心がけるようになったのは、この友人の影響が大です。

“酒は、人生の友”
これは、私の口癖でした。そのくらい、お酒が好きでした。

幼少の頃、父の胡坐の中に座っていたら、いつの間にか父の呑んでいたお酒が無くなっていた、と、父から聞かされていました。2歳くらいだったでしょう。

高校生の頃は、紅茶に入れる、と言って、ウイスキーのポケット瓶をお小遣いから買っていたのでした。

日本酒が大好きで、日本酒に合う美味しいお料理を作るのが趣味。

仕事して自分で稼げるようになってからは、ブランデーが夜の友。
友だちと呑みに行くと、ウオッカやウオッカ・ライム。

まっすぐに歩けないほど酔っても車を運転して帰る、運転すれば正常に(ウソ!)走れました。

酔いたくて呑むわけではなく、美味しくてたまらないから呑む、本当の飲兵衛だったのです。

仕事上の宴会などでは、7〜80人いても、全員にお酌してご挨拶して、杯を交わして、不義理することはなかったです(自慢になるかそんなこと!)。

最後に、お酒茶漬け(温かいご飯に熱燗をかけて)を美味しく。

煙草は止められても(これも止める気は無かったのですが)、
お酒は絶対、止められない、止めたくもない、と思っていました。
人生の大きな楽しみだったのですもの。

仕事(猛烈!)に、子育て(不十分+未熟!)、
地域の活動、PTAの役員、経営者仲間の集まりとその役員、様々な学習会と集会、ニュースつくりetc.
息つく暇も無い、というほどの過密スケジュールの生活で、心がけていたのは、

常に同時に2つ以上のことをする、時間を無駄にしない、
車を運転中は、カセットで講演を聴く、英会話の練習をする、母への電話をする。
お料理をするときには、電話機片手。
もちろん、テレビなんか絶対見ない。
映画は、選りすぐって観る。

そんな過激(あの頃のビジネスマン日本人はみんなそんな生活、でなければ勝ち抜けない世界だったでしょう、それにプラスして地域を良くする活動も)
な生活だったのですが、その上呑む私に、あるとき友人が言ったのでした。

「飲んでいる時間、もったいなくはない?」

飲む時間がもったいない!?
何てことを言う人だろう!飲みたくて呑んでいるのに。

「自分は酒が好きではないし、あまり飲めないから、飲んでいる間は自分が無くなってるみたいで、それも好きじゃない。
仕事の付き合いは仕方ないけれど、潤滑油程度はね、大事だよね」

その言葉は、私には衝撃でした。
“時間との勝負”の日々でしたから、
飲んでいる時間が勿体ない、などと言われて、
自分じゃなくなる、なんて!
自尊心まで瑕ついたような気持ちで、考え込んでしまいました。

そして、一大決心を。
自分でも信じられない、決断したことも、やりとおせるかどうか自信も無い、一大決心をしたのです。

“10年、お酒をやめる”
時限立法です。

“酒は人生の友“ですから、一生止める気はさらさら無いのです。
ただ、人生の充実期の今、今から10年は、仕事に活動に、自分磨きに集中させよう、そう決断したのでした。

あれから20年以上経ちました。
毎晩飲んでいたのですから、あのまま呑み続けていたなら、健康を害していただろうことは想像に難くないです。

自分では出来ないだろうと思っていたことが出来た!
これは大きな自信になりました。
自分が心から信じられるようになりました。

勉強にも弾みがつき、ファイナンシャル・プランナー、リスクマネジメント・プランナーと、次々、資格試験にも挑戦していきました。

何よりも、“健康第一”と、考えるようになって、
実際にも、以前よりずっと健康になりました。

友人に、心から感謝しています。



今日もご縁を頂いてありがとうございました。
!VAYA CON DIOS!
あなたに幸あれ♪



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